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振り分け髪

ふりわけがみ
名詞
1
標準
hair parted in the middle
文例 · 用例
振り分け髪の時分から、飽くまで意地の強い目はしのきく性質を思うままに増長さして、ぐんぐんと世の中をわき目もふらず押し通して二十五になった今、こんな時にふと過去を振り返って見ると、いつのまにかあたりまえの女の生活をすりぬけて、たった一人見も知らぬ野ずえに立っているような思いをせずにはいられなかった。
有島武郎 或る女 青空文庫
玉鬘夫人は続いて生まれた子供などをお目にかけるのをはばかっていたが、良人の左大将はこんな機会にでもお見せ申し上げておかねばお逢わせすることもできないからと言って、兄弟はほとんど同じほどの大きさで振り分け髪に直衣を着せられて来ていたのである。
若菜(上) 源氏物語 青空文庫
二人の曲者はしばし戸の外にたゆたいしが、今はこらえ兼ねたるように四つの手ひとしく扉をおしひらきて、一斉に突貫し、室のなかほどに横たわりし新聞|綴込の堡塁を難なく乗り越え、真一文字に中将の椅子に攻め寄せて、水兵は右、振り分け髪は左、小山のごとき中将の膝を生けどり、 「おとうさま!
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
」     五の二 「おう、帰ったか」 いかにもゆったりとその便々たる腹の底より押しあげたようなる乙音を発しつつ、中将はにっこりと笑みて、その重やかなる手して右に水兵の肩をたたき、左に振り分け髪のその前髪をかいなでつ。
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
」 「僕アね、僕アね、おとうさま、僕ア算術は甲」 「あたしね、おとうさま、今日は縫い取りがよくできたッて先生おほめなすッてよ」 と振り分け髪はふところより幼稚園の製作物を取り出して中将の膝の上に置く。
徳冨蘆花 不如帰 小説 青空文庫
二人の曲者はしばし戸の外にたゆたいしが、今はこらえ兼ねたるように四つの手ひとしく扉をおしひらきて、一斉に突貫し、室のなかほどに横たわりし新聞|綴込の堡塁を難なく乗り越え、真一文字に中将の椅子に攻め寄せて、水兵は右、振り分け髪は左、小山のごとき中将の膝を生けどり、「おとうさま!
徳冨蘆花 小説 不如帰 青空文庫
」五の二「おう、帰ったか」 いかにもゆったりとその便々たる腹の底より押しあげたようなる乙音を発しつつ、中将はにっこりと笑みて、その重やかなる手して右に水兵の肩をたたき、左に振り分け髪のその前髪をかいなでつ。
徳冨蘆花 小説 不如帰 青空文庫
」「僕アね、僕アね、おとうさま、僕ア算術は甲」「あたしね、おとうさま、今日は縫い取りがよくできたッて先生おほめなすッてよ」 と振り分け髪はふところより幼稚園の製作物を取り出して中将の膝の上に置く。
徳冨蘆花 小説 不如帰 青空文庫
作例 · 標準
卒業アルバムに写る彼女は、少しはにかみながら、古風な振り分け髪で微笑んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
大正ロマンを感じさせるカフェの店員は、矢絣の着物に海老茶式の袴をはき、髪は振り分け髪に結っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
祖母の若い頃の写真は白黒で、きれいに整えられた振り分け髪が印象的だった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro