手棒
てんぼう異読 てぼう
名詞多音語
標準
person missing at least one hand
文例 · 用例
お前が居なきや、俺は手棒になるわけだ」「まア、さう言ふことにして置いて下さいよ。
— 一と目千兩 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お前が居なきゃ、俺は手棒になるわけだ」「まア、そう言うことにして置いて下さいよ。
— 一と目千両 『銭形平次捕物控』 青空文庫
が、その時の大火傷、享年六十有七歳にして、生まれもつかぬ不具もの――渾名を、てんぼう蟹の宰八と云う、秋谷在の名物|親仁。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
爺どのは、どっこいしょ、と横木に肩を入れ直いて、てんぼうの片手押しは、胸が力でござります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
『読売新聞』に、この一月座談会記事が連載されていた間の或る日「てんぼうだい」に一読者よりとしての投書でのせられていた。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
てんぼうが一人だけ残っている。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
と云うのはそうやって働いている、大勢の人間の一人一人が、片耳であったり片足であったり、てんぼうであったり盲目であったり、唖者であったり聾者であったり、満足な人間はないからであった。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
都合によってはじぶんでじぶんの片手片脚を斬り捨て、てんぼうに化けたり、いざりに化けたりするようなことさえするんです。
— 捨公方 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生まれつき手棒で、幼い頃から不自由な生活を強いられてきた。
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物語の主人公は手棒だが、その不屈の精神で困難を乗り越えていく。
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手棒の彼が、見事な義手を使って器用に作業をこなしている。
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