要害
ようがい
名詞
標準
stronghold
文例 · 用例
さりとも知らず泰助は、ほぼこの家の要害を認めたれば、日の暮れて後忍び入りて内の様子を探らんものをと、踵を返して立去りけり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
九 破廂 泰助は昼来て要害を見知りたれば、その足にて直ぐと赤城家の裏手に行き、垣の破目を潜りて庭に入りぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
しかも巌がくれの裏に、どうどうと落ちたぎる水の音の凄じく響くのは、大樋を伏せて二重に城の用水を引いた、敵に対する要害で、地下を城の内濠に灌ぐと聞く、戦国の余残だそうである。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
どうぞハイ緩り休まっしゃりましと、口上言うたが、着物は既に浴衣に着換えて、燭台の傍へ……こりゃな、仁右衛門や私が時々見廻りに行く時、皆閉切ってあって、昼でも暗えから要害に置いてあった。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
第一要害がまるで解りません。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」「いいえ、それはもう、家中で要害が厳重よ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
殊に要害堅固な此城の堀は非常に深く作られてゐるので、誰も迂闊に這入ることは出来なかつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
記には、脚気を病んで居て、毎事|朦島|郡の葦津江、今の蘆谷といふところに蟄伏したが、猶危険が身に逼るので、妻子を船に乗せて広河の江に泛べ、おのれは要害のよい陸閉といふところに籠つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
作例 · 標準
その城は天然の要害に恵まれ、攻め落とすのは非常に困難だった。
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古代の都市は、敵からの侵入を防ぐために要害に築かれることが多かった。
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この地域は山に囲まれており、まさに天然の要害だ。
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標準
strategic position
作例 · 標準
この岬は海上交通の要害であり、古くから戦略的に重要視されてきた。
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かつては要害であったこの地も、今では穏やかな観光地となっている。
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敵軍はまず、その国の要害を占領することを目指した。
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