笠こ
かさこ
名詞
標準
文例 · 用例
卓上電燈も笠こそ変っておれ、私が六七年前に古道具屋から提げて来たもので、百燭の青電球も実験室備え付のものに相違ない。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
その乗りつけた船には何の飾りもなく、第一、集まった人がおもに中年ものの男で、それが簑笠こそつけない、竹槍こそ持たないが、いずれも大げさにいえば一道の殺気粛々として、そうしてあそこへ集まってからに、大陽気に歌い出すものなんぞは一人もないのです。
— 胆吹の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
〔將軍の派遣〕 またこの御世に、大毘古の命一を高志の道に遣し、その子|建沼河別の命を東の方|十二道二に遣して、その服はぬ人どもを言向け和さしめ、また日子坐の王をば、旦波の國三に遣して、玖賀耳の御笠こは人の名なり。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫