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転ばす

ころばす
動詞-五段-サ行
1
標準
to knock down
文例 · 用例
備中驚き嘆じ、無事に渉り果てた按摩を、床几に近う召寄せて、「あつぱれ、其の方、水にせかるゝ大巌を流に逆らひ押転ばす、凡そ如何ばかりの力があるな。
泉鏡太郎 怪力 青空文庫
橋が無ければ徒歩じゃ徒歩じゃと、一同ジャブジャブ水を漕いで渡るに、深さは腰にも及ばぬ程であるが、水流は石をも転ばす勢なので、下手をすれば足|掬われて転びそうになる。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
万斛の玉を転ばすような音をさせて流れている谷川に沿うて登る小道を、温泉宿の方から数人の人が登って来るらしい。
森鴎外 青空文庫
「えい、退きねえ」 といって、内職に配達をやっている書生とも思わしくない、純粋の労働者肌の男が……配達夫が、二、三人の子供を突き転ばすようにして人ごみの中に割りこんで来た。
有島武郎 卑怯者 青空文庫
大空の高みから金粉をふり撒いたやうなその光が、下なる大地に氾濫して来る時、艸木は急に昨日の睡眠より覚め、しなやかな諸手を伸べて、軽く大気のなかに躍りさざめき、小鳥は花樹の梢に飛び交はしながら、玉を転ばすやうなうつくしい歌曲に謡ひ耽つてゐる。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
御蔭でこの通り刃が一分ばかりかけた」とやけに轆轤を転ばす、シュシュシュと鳴る間から火花がピチピチと出る。
夏目漱石 倫敦塔 青空文庫
しかも石にあらざる氏の素志は、決して転ばすことは出来なかった。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
水の神の贄として、早処女が田の中へ生き埋めになつた物語、及び其が形式化して「一の早処女」を、泥田の中に深く転ばす行事がある。
折口信夫 河童の話 青空文庫
作例 · 標準
彼は子供の積み木を面白がって、わざと転ばした
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猫が棚の上の花瓶を転ばして、床に水をこぼしてしまった。
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強い風で、道に立ててあった看板が次々と転ばされた。
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転ばす(ころばす) — 幻辞.com