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花市

はないち
名詞
1
標準
文例 · 用例
花市君の耳のことである。
新美南吉 青空文庫
花市君は、ふつうの人より大きい耳をもつてゐる。
新美南吉 青空文庫
その二つの耳が、花市君の、まんまるな、お月さんのやうな顔の両側に扇子をひらいたやうなぐあひについてゐる。
新美南吉 青空文庫
花市君はいつも、二つの耳の間で、眼をほそくしてにこにこしてゐるのである。
新美南吉 青空文庫
久助君は、よくこの花市君の耳を触るのである。
新美南吉 青空文庫
村の子供――といつて、花市君より上級の者ばかりだが――は全部、さういふことをするのである。
新美南吉 青空文庫
花市君の二つの耳といふのが、また、見ると何となく触りたくなつてくるのだ。
新美南吉 青空文庫
それと同じで、久助君達は花市君の耳を見ると、触りたくてむづむづしてくるのであつた。
新美南吉 青空文庫