いい気持ち
いいきもち
表現名詞
標準
good feeling
文例 · 用例
「うん、体はとてもいい状態で、ただこうやっているだけで、とろとろしたいい気持ちで、よっぽど気を張り詰めていないと、気にかけなくちゃならないことも直ぐ忘れているんだ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
もしこの書の内容を逐次に点検して、これを現在の知識に照らして科学的批判を試み、いろいろな事実や論理の誤謬を指摘して、いい気持ちになろうとすれば、それは赤ん坊の腕をねじ上げるよりも容易であると同時にまたそれ以上におとなげないばかげた事でなければならない。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
看護婦がそろそろ起き出して室内を掃除する騒がしい音などは全く気にならないで、いい気持ちに寝ついてしまうのである。
— 寺田寅彦 『病院の夜明けの物音』 青空文庫
その時ただなんとなしにいい気持ちがした。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
そのせいでもあるまいが自分はここにあるおもちゃに対してあまりいい気持ちはしない。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
からだ中とても血のまわりがよくなって大へんいい気持ちですぐ療る方もあればうちへ帰ってから療る方もあります。
— 宮沢賢治 『セロ弾きのゴーシュ』 青空文庫
私はずいぶん残酷な質問をするものだと思ってあまりいい気持ちはしなかった。
— 寺田寅彦 『案内者』 青空文庫
しゃべる事の好きな人が、ごちそうを食っていい気持ちになった時分に立って何かしら警句でも吐いてお客さんたちをあっと言わせたりくすぐって笑わせたりするのはかなりな享楽であろうと想像する事ができる。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
作例 · 標準
この温泉に入ると本当にいい気持ちだである。
朝日を見るといい気持ちになるであるものだ。
好きな人に褒められたときのいい気持ちである。
目標を達成したときのいい気持ちは格別だ。