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一歩

いっぽ
名詞副詞頻度ランク #9187 · 青空 3843
1
標準
(a) step
文例 · 用例
開化の段階の低いことが、一朝一夕にして高まることはなく、多くの個人の不撓の努力を要することは勿論でありますが、何れにしろ事態打開の先づ第一歩は、「若い身空でイヤな病気」と感ずる前に、「病気の軽重と処分の軽重」が判明に頭なり良心なりに来ること、それに違ひはないと思ふのであります。
中原中也 我邦感傷主義寸感 青空文庫
私は、多くの思想家たちが、信仰や宗教を説いても、その一歩手前の現世のヴァニティに莫迦正直に触れていないことを不思議がっているだけである。
太宰治 答案落第 青空文庫
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
然るにヴァニティは一歩先に出たのだから、つまりどつちも大きいがヴァニティの方が一歩より大きいのです。
中原中也 小林秀雄小論 青空文庫
人々の蕪村について、批判し定評するところのものは、かつて子規一派の俳人らが、その独自の文学観から鑑賞批判したところを、無批判に伝授している以外、さらに一歩も出ていないのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
こうした輪廻の道程がもう一歩進んで堕落と廃頽の極に達し俳句が再び「宗匠」と「床屋」の占有物となる時代が来ると、そこではじめて次の輪廻の第一歩が始まるのではないかという気もする。
寺田寅彦 明治三十二年頃 青空文庫
弥生町へ一歩踏込むと急に真暗で何も見えぬ。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
ちと人が悪いようなれども一切|只にて拝見したる報いは覿面、腹にわかに痛み出して一歩もあゆみ難くなれり。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
作例 · 標準
さあ、新しい企画の第一歩だ!みんなで力を合わせよう!
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まずは、ここから一歩踏み出してみよう。
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その小さな一歩が、やがて大きな成果につながるはずだ。
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2
標準
level
作例 · 標準
この大会での優勝は、彼女の選手生命にとって大きな一歩となった。
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長年の研究が実を結び、ついに新薬開発への確かな一歩を踏み出した。
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ようやく、この難問解決への道筋が見えてきた。これは我々にとって大きな一歩だ。
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3
標準
small degree
作例 · 標準
テストの点数がほんの一歩だけ上がったけど、まだまだ努力が必要だね。
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今日の進捗は、目標達成にはほんの一歩足りなかった。
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彼の説明は分かりやすくなったが、まだ一歩理解が足りない部分がある。
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