済面
すみめん
名詞
標準
文例 · 用例
浜田君はその時学校を出たばかりで、ハイカラな新知識で、その週刊の経済面を担当していた。
— 田山花袋 『日本橋附近』 青空文庫
日配の解体、再編成は、集中排除法という経済面から強行されて、三ヵ月以上にわたった出版界の経済封鎖の過程では、大出版企業者をのぞく、すべての出版事業がいちじるしい危機にさらされた。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫
よういでない終戦後の日本の経済面を直吉は知つた。
— 林芙美子 『瀑布』 青空文庫
日本の権力は植民地であった朝鮮の人民の間からすぐれた政治、経済面の活動家が、成長してくることを極力ふせいだ。
— 宮本百合子 『手づくりながら』 青空文庫
しかし内容も執筆範囲もひろく、執筆者の経済面も市価を保つことが、只今のような生活事情のときは必要ね。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
先に述べたように、それより以前文学者の生活は社会の政治経済面での活動から閉め出されているのであったから、この人間性の主張、自我の自覚の社会的土台というものは全くインテリゲンツィアとしての書斎の生活に置かれ、或は家庭内、身辺の客観的には小範囲の人的交渉の間に置かれざるを得なかった。
— 宮本百合子 『今日の文学の鳥瞰図』 青空文庫
つまり議会政治については、自由主義者は、経済面においてよりも、容易に自分に有利な大義名分を見出し得るのである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
経済面における(主に農村経済を中心としてであるが)統制主義の立場を従来通り厳守出来なくなった後藤内相は、その新官僚の地盤である農村工作の代りに、今度は新官僚そのものの政治工作に眼を転じた。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫