立方体
りっぽうたい
名詞頻度ランク #33286 · 青空 36 例
標準
cube
文例 · 用例
間もなく聖者は自身の存在感を失って、天地にただ真白く、肉のようにしねしねした質の立方体だけが無窮に蔓こっていた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
―― これを読みながら不幸を私に齎らしたのは聖者が美しい富士と肉体的にも融け合って、天地はただ白い質のしねしねした立方体だけに感じられたというところだった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
立方体や円錐体などが無茶苦茶に書いてあつた。
— 牧野信一 『極夜の記』 青空文庫
自分が持つてゐるペンは、さつきから無暗に、あの三角や四角や立方体を書いてゐるうちに、わけもなく、規・矩・準・縄などゝ書いてゐた。
— 牧野信一 『極夜の記』 青空文庫
昔、或る国に不思議な刑罰があつた、天井も床も四方の壁も凡て凸凹な鏡で張り詰めた小さな正立方体の部屋が重刑者を投ずる牢で、其処には昼夜の別なく怖ろしく明るい一つの灯火が点じてあつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
もし北寿をして今一歩を進ましめんか日本における最初の立方体画家となりしや知るべからず。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
物理学者は分子の容積を計算して蚕の卵にも及ばぬ(長さ高さともに一ミリメターの)立方体に一千万を三乗した数が這入ると断言した。
— 夏目漱石 『思い出す事など』 青空文庫
第一大とは、単線のごとき長さのみを有するものにして、第二大とは、平面性のもの、すなわち長さと幅とを有するものをいい、第三大とは、立方体にして長幅のほか厚さを有するものをいうなり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
娘の誕生日に、名前のアルファベットが書かれた立方体の積み木をプレゼントした。
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数学の問題で、立方体の対角線の長さを求めるのに三平方の定理を二回使った。
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テーブルの上に、角砂糖という小さな立方体がころんと一つ転がっていた。
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