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吹き下ろす

ふきおろす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
1
標準
to blow down upon
文例 · 用例
槍肩から吹き下ろす風の強いのには驚いた。
加藤文太郎 単独行 青空文庫
槍肩は西から吹き上げた風がすぐ槍沢へ吹き下ろすので、雪庇はできないらしい。
加藤文太郎 単独行 青空文庫
スウィス境の雪の山は、もうマストに近く屹えて、ピオナの鼻を右に廻ると、岸は冬枯れのままの雑木林で、山が近いせいか、空は次第に掻き曇って、吐息でもつくように、思い出してはさっと吹き下ろす夕風も、白樺の香をつたえてうそ寒い。
辻村伊助 スウィス日記 青空文庫
折り折り、吹き下ろす風は、なかなか寒く、村路のここかしこに、野の花は咲き初めてはおるが、春は一と月も遅れていると思われる。
辻村伊助 スウィス日記 青空文庫
朗らかな奥にも絶えず、何とも云えない寂しさのただようている、花は高原を覆うても、冷たい風を吹き下ろす山の雪から離れ得ない、たとえばうれしさに躍る胸の底にも、冷やかな思いの絶えない、――綺麗なメロディーに静かな沈んだ伴奏をつけたような――此のクラリヨンを以てして、初めてアルプの春は表わせると思う。
辻村伊助 スウィス日記 青空文庫
後ろの胆吹山が大きな鳴りを立てたかと思うと、さっと吹き下ろす風が千丈の枯葉を捲いて、原も、村も、里も、一度に裏葉を返す秋の色を見せました。
胆吹の巻 大菩薩峠 青空文庫
山路が嶮しい上に、あの烈風がまともに吹き下ろすのだから、たまったものではありません。
胆吹の巻 大菩薩峠 青空文庫
表面からは濛々と立ち昇る烟のような霧が、吹き下ろす風に捲かれて、雪渓の真中を渦を巻きながら押し寄せて来る、凝っと見ていると霧に足が生えているようだ、あの中を魔が通っているのではないかと想った。
木暮理太郎 黒部川奥の山旅 青空文庫
作例 · 標準
冬の季節風が山頂から谷へ向かって吹き下ろしてきた。
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強風がビル群の谷間を吹き下ろし、冷たい風が通りを駆け抜けた。
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夕方になると、いつも決まって海から陸へ向かって風が吹き下ろす
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吹き下ろす(ふきおろす) — 幻辞.com