只管
ひたすら
副詞形容動詞頻度ランク #40987 · 青空 258 例
標準
intently
文例 · 用例
「天晴此上も無く候」と只管に賞め稱へつ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
それより一同種々申して渠を御前にわびたりければ、幼君ふたゝび御出座ありて、籠中の人に向はせられ、「其方さほどまでに苦しきか」とあれば、「いかにも堪難く候、飼鳥をお勸め申せしは私一世の過失、御宥免ありたし」と只管にわび奉りぬ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
然るに二時と忍ぶを得ず、涙を流して窮を訴へ、只管籠を出でむとわぶ、汝すら其通りぞ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
併し私はただ閑静だと思ったばかりで、別に寂しいとも怖いとも思わず、斯ういう夜の景色は確に一つの画題になると、只管にわが職業にのみ心を傾けて、余念もなく庭を眺めていたが、やがて気が注いて窓を鎖じ、再び寝台の上に横になると、柱時計が恰も二時を告げた。
— 岡本綺堂 『画工と幽霊』 青空文庫
」 拝むようにして只管頼むと、お葉は誇りがに首肯いた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
どうぞ、僕の芸術がもつ程の総ての魅力を与えてくれる唯一の存在、云い代えれば僕の芸術家としての全生命が只管懸けられているところの彼を僕から奪い去らないでくれ給え。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
然し男は「ままよ」の安心で、大戸の中の潜り戸とおぼしいところを女に従って、ただ只管に足許を気にしながら入った。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
恰も財力乏しく、地位亦低きの旅行者が、馬にも乘れず、車にも乘れず、只管雙脚の力を頼むより他に山河跋渉の道なきと同樣である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
彼は只管練習を重ね、コンテストで優勝した。
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彼女は只管前を見て走り続け、ゴールテープを切った。
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子供たちは、只管砂場で遊び続けていた。
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