中納言
ちゅうなごん異読 なかのものもうすつかさ・すけのものもうすつかさ
名詞
標準
medium-ranked councillor in the Department of State
文例 · 用例
日本の歴史の恐怖時代といふべき、平家の末路から、鎌倉の執権政治にかけて、悲壮なる運命劇は、何故か東海道の河畔で演ぜられたのが多い、承久の乱に鎌倉に囚はれて、東下りの路すがら、菊川の西岸に宿つて、末路の哀歌を障子に書きつけた中御門中納言宗行卿もさうである。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
その娼妓のお琴という女が京都の日野中納言家の息女だと云って、世間の評判になったことがあります。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
木曾の橋をば西行法師の春花の盛に通り給ひて、生ひすがふ谷のこずゑをくもでにて 散らぬ花ふむ木曾のかけ橋また源の頼光、中納言維仲卿の御息女を恋ひさせ給ひて、恋染し木曾路の橋も年経なば 中もや絶えて落ぞしぬめり 此のほか色々の歌も侍るよし承り候と言ふ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
」 すらすらと歩を移し、露を払った篠懸や、兜巾の装は、弁慶よりも、判官に、むしろ新中納言が山伏に出立った凄味があって、且つ色白に美しい。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
また平家琵琶をもお好みになられ、しばしば琵琶法師をお召しになり、壇浦合戦など最もお気にいりの御様子で、「新中納言知盛卿、小船に乗つて、急ぎ御所の御船へ参らせ給ひて『世の中は今はかくと覚え候ふ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
女房達『やや中納言殿、軍のさまは如何にや、如何に』と問ひ給へば『只今珍らしき吾妻男をこそ、御覧ぜられ候はんずらめ』とて、からからと笑はれければ」などといふところでも、やはり白いお歯をちらと覗かせてお笑ひになり、アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
関ヶ原の戦に金吾中納言の裏切を大谷|刑部が必ず然様と悟ったのも其の為である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
実は四条中納言|公任卿、中納言を辞そうとなさるのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の**中納言**は、重要な政務に関わっていた。
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源氏物語には、魅力的な**中納言**の登場人物が描かれている。
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彼は異例の速さで**中納言**に昇進したという。
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ウィキペディア
中納言(ちゅうなごん)は、太政官に置かれた令外官のひとつ。太政官においては四等官の次官(すけ)に相当する。訓読みは「すけのものまうすつかさ」あるいは「なかのものまうすつかさ」。
出典: 中納言 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0