竊盗
せっとう
名詞
標準
文例 · 用例
この半年に青少年の犯罪は一万を突破して昨年後半期より二千百二十六名の増加であり、筆頭が竊盗。
— 宮本百合子 『私の感想』 青空文庫
二千九百七十六名という竊盗事件の全部が、そのような原因によるものばかりでないことは常識から明かに推察される。
— 宮本百合子 『私の感想』 青空文庫
何がこれらの青年たちを竊盗の罪に追い入れたのだろう。
— 宮本百合子 『私の感想』 青空文庫
男は前科五犯という強竊盗でこの近郊の産であった。
— 公娼存廃論者への参考資料としての実例 『ある遊郭での出来事』 青空文庫
それは二三年前、F楼にいた姉を買った、強竊盗常習犯の彼であろうとは、みどりは少しも知らなかった。
— 公娼存廃論者への参考資料としての実例 『ある遊郭での出来事』 青空文庫
然レドモ竊盗ノ性アリ。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
が、これをしも「竊盗ノ性アリ」と云ふならば、犬は風俗壊乱の性あり、燕は家宅侵入の性あり、蛇は脅迫の性あり、蝶は浮浪の性あり、鮫は殺人の性ありと云つても差支へない道理であらう。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
モデル自身は、実際、僕の提供する材料のやうな事をしてはゐないんだし、僕の友だちの小説家も、それが姦通とか、竊盗とか、シリアスな事になればなる程、徳義上、モデルの名は出さないからね。
— 芥川龍之介 『創作』 青空文庫