緇衣
しえ異読 しい
名詞
標準
priest's black robe
文例 · 用例
緋衣、紅裙、青衣、白衣、緇衣、黄巾、青踏、赤前垂れ、白湯文字等、服粧で職業や階級を呼ぶ事多く、明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつた。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
その折明恵は質素な緇衣の下に、婦人の着さうな、緋の勝つた派手な下着を被てゐるので、解脱はそれが気になつて溜らなかつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
遂に南都北嶺の緇衣軍に投じて、僅にその幽憤をやらむとしたる、彼等の心事豈憫む可からざらむや。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
園城寺の緇衣軍、南都の円頂賊、次いで動く事、雲の如く、将に、旗鼓堂々として、平氏政府を劫さむとす。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
身に緇衣をまとうものが女の事を――あゝ私はとうとう言ってしまいました。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
緇衣と紅裙とは京都の活ける寶物である。
— 一名京都紀行 『十年振』 青空文庫
さも惶だしげに、けれどもまたさも所在なげに、彼は左右を顧み、わづかに場所を移り、さかしらで浮浪者染みた、その迂濶な、圓頂緇衣の法體を暫らくそこに憩はせてゐるのである。
— 三好達治 『霾』 青空文庫
陛下がこれら緇衣の手より我らを解放せらるる時に非ずんば、伯爵よ、事みなそのよろしきを得じ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
仏堂の薄暗い中で、僧侶が身につけた緇衣が静かに揺れていた。
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緇衣をまとった彼の姿は、見る者に厳かな印象を与えた。
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古の時代より、緇衣は仏門に帰依した者の象徴とされてきた。
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標準
priest
作例 · 標準
その寺院には、地域の人々から慕われる高徳の緇衣がいた。
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迷える人々は、緇衣の教えを請うために遠方からも訪れた。
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彼は若い頃に緇衣となり、生涯を仏道に捧げた。
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