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活眼

かつがん
名詞
1
標準
keen eye
文例 · 用例
此君にして此臣あり、十萬石の政治を掌に握りて富國強兵の基を開きし、恩田杢は、幸豐公の活眼にて、擢出られし人にぞありける。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
ピユリタニズムの極端にまで攀ぢ登りて見ても、唯利論の絶頂にまで登臨して見ても、人生は何事か快楽といふものなくては月日を送ること能はざるは、常識といふ活眼先生に問ふまでもなく、明白なる事実なり。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
その中には「禿を自慢するものは老人に限る」とか「ヴィーナスは波から生まれたが、活眼の士は大学から生まれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは、海月を田子の浦の名産と考えるようなものだ」とかいろいろおもしろい句がたくさんある。
夏目漱石 三四郎 青空文庫
空想に生命を託して人生を傍観するばかりで、古本と首引して瞑想するばかりで、人生に生命を託して人生と共に浮沈上下せんでも、人生の活機に触れんでも、活眼を以て活勢を機微の間に察し得んでも、如何かして人生が分るものとしても、友のいうような其様な文学は、何処かで誰かが空想した文学で、文学の実際でない。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
活眼を開いて人生の活相を観得なかった私が、例の古手の旧式の思想に捕われて、斯う思ったのは仕方がないが、夫にしても、同じ思想に捕われるにしても、も少し捕えられ方が有りそうなものだった。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
彼れは向象賢とは別で、支那系統の人で、而も若い時支那で学んだ人であるが、彼れの活眼なる、夙に沖縄の立場を洞察して、向象賢の政見を布衍しています。
伊波普猷 琉球史の趨勢 青空文庫
宗匠また此方より導く故に終に小細工に落ちて活眼を開く時なし。
正岡子規 俳諧大要 青空文庫
ここ作者の活眼と知るべし。
正岡子規 俳諧大要 青空文庫
作例 · 標準
彼は一見すると凡庸な骨董品の中から、国宝級の逸品を見つけ出す活眼の持ち主だ。
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世論の表面的な動きに惑わされず、事の本質を鋭く見抜く活眼を養わなければならない。
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若手アーティストの隠れた才能をいち早く見抜いた彼の活眼には、業界の誰もが脱帽している。
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