白峰
はくほう
名詞
標準
文例 · 用例
しかし直接に文通したのは、少しく金の入用があったので、白峰の紀行文を、花袋を通じて『太陽』に寄せたときが初めてであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
花袋の周旋で『太陽』に載せられた白峰三山の紀行文は、意外の人の知己を得た。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
名にし負う白峰、赤石、両大山脈が、東西に翼をひろげて、長大の壁をたてめぐらし、互に咫尺する間に、溝のように凹まった峡谷は、重々しい鉛色の空であるから、まだ一時半というのに、黄昏のように、うす暗い。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
広河内のあるところは、東俣の谷の奥の、殆んど行き止りで、白峰山脈と、赤石山脈の間が、蹙って並行する間の、小い盆地である。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
丁度、白峰山脈からいえば、農鳥山の支峰の下で、河原から、赤石山脈の間の岳とは、真面に向き合っている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
鼠色の印象(暴風雨前の富士山及び白峰山脈) 汽車の中は、蒸されるように混んだ、肘と肘と触れ、背と背と合された人々が、駅ごとに二、三人ずつ減る、はてはバラバラになって、最後の停車場から、大きな、粗い圏を地平線に描いて散った、そうして思い思いの方向へと往った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
石・苔・偃松(白河内岳に登る記) 野営を撤して、濡れそうなものは油紙で包み、岩伝いに北を向いて、大籠山と後で名をつけた一峰に達した、三等三角測量標が立っている、霧が吹雨を浴びせかけて、顔向けも出来なかったが、白峰山脈で、初めての三角標に触れたのだから、ちょっと去りにくい気がした。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
北方白峰の本嶺は、一切霧で秘められている、その一切を秘められた北へ北へと、私たちは見えない手に、グイグイ引っ張られて、否でも応でも行かなければならないのだ。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
白峰(しらみね、しらね) 白峰村 - 石川県石川郡にあった村。現・白山市 白峰温泉 - 石川県白山市にある温泉地 白峰 (漫画家) - 日本のイラストレーター・漫画家 白峰三山 - 山梨県南アルプス市・南巨摩郡早川町・静岡県静岡市に跨る山群。赤石山脈の北岳・間ノ岳・農鳥岳3峰の総称。 白山市白峰 - 石川県白山市にある重要伝統的建造物群保存地区
関連項目
出典: 白峰 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0