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釈詁

しゃくこ
名詞
1
標準
文例 · 用例
(吾道は一以って之を貫く) 吾は我なりと『釈詁』に見える。
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫
先づ大體上から爾雅を通覽しても直ぐ分ることは、最初釋詁一篇が出來、之に次いで釋言が出來、釋訓以下は次第に増益されたものであるといふことである。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫
試みに其の一部分を證據立てるならば、釋詁に祭也とあるのは即ち祭のことを釋したので、最初の爾雅はこれだけの解釋で滿足してゐたのである。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫
然るに釋天に至り、更に祭名の一章を生じて釋詁にあるよりもずつと細かい解釋をしてゐるが、其の中、疏にも其諸篇所次、舊無明解、或以爲有親必須宮室、宮室既備、事資器用、今謂不然、何則造物之始、莫先兩儀、而樂器居天地之先、豈天地乃樂器所資乎、蓋以先作者居前、増益者處後、作非一時、故題次無定例也。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫
要するに爾雅の最も古く、又最も完全な體裁を保つてゐるのは釋詁であるといつてよいのである。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫
さて爾雅の中で最も古い此の釋詁篇が、其の編次に最初から意義のあつたことは、又疑ない所である。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫
所が其體裁から考へて尤も疑問となるのは釋詁篇に於て殊に重複の多いことである。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫
この釋詁が初哉首基の字で始まつてゐるから周公の作でなければならぬといふのは勿論妄斷であるが、然し春秋に用ゐてある所の始といふ意味の字は元とか正とかの字であつて初哉首基の字でないといふことが、既に漢代から疑問になつてゐたのは大に注意すべき所である。
内藤湖南 爾雅の新研究 青空文庫