隣接地
りんせつち
名詞
標準
adjoining land
文例 · 用例
此の花園は春から夏にかけて、陽に光る逞ましいにわとこや、細まかく鋭いおうちの若葉が茂る間にライラックの薄紫の花が漾い、金鎖草の花房が丈高い樹枝に溢れて隣接地帯の白石池から吹き上げる微風にまばゆいばかり金色が揺らめいて居た。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
「巡査」と「※の旦那」 市街地には、S村青年団、S村処女会があって、小学校隣接地に「修養倶楽部」を設け、そこで色々な会合や芝居をやる。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
Y市にM―紡績の支工場が出來ると、早速女工の勸誘員になり、隣接地方の娘さがしに出かけて行くものが少くなかつた。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
この巻に、「下毛野安素の河原よ」(三四二五)とあるのは隣接地で下野にもかかっていたことが分かる。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
現在でも、その中心地は、鳥上の地、すなはち船通山を中心にした隣接地方に在る。
— 田畑修一郎 『出雲鉄と安来節』 青空文庫
文化のはじめごろまでは、鶴御飼場は、千住の三河島、小松川すじ、品川目黒すじの三カ所にあったもので、いずれも四方にひろい濠をめぐらして隣接地と隔離させ、代地と陸地との交通は、御飼場舟という特別の小舟で時刻をさだめて行うなど、なかなか厳重をきわめたものであった。
— 丹頂の鶴 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
八王子市の隣接地に一分方・二分方等の地名があったのは相続の分割であった。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
ある土地の地震鯰があばれると隣接地域の鯰がつまらぬ義理を立てておつき合いにあばれ出すことが、これまたまれでないのである。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
作例 · 標準
建設予定地の隣接地には、古い歴史を持つ寺院があった。
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隣接地との境界線があいまいな場合、トラブルになることがある。
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新しい家を建てる際、隣接地の日照権にも配慮する必要がある。
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