来至
らいいたる
名詞
標準
文例 · 用例
就中、当代源七郎君は、生来至っての御濶達。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
仏陀は「我が分身の無量諸仏、恒沙等(ガンジス河の砂)の如く、……法をして久しく住せしめん(妙法を将来にわたって広く伝えていく)が故に、ここに来至したまえり」と宣言している。
— A WISH FULFILLED 『男子の本懐』 青空文庫
この老巡査は性来至って鈍根だが、うけた命令は馬鹿ティネイにあくまで果してくるという長所をもっている。
— その一 舞踏会殺人事件 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
電報は元來至急を要するに因つて發信者が發したものに定まつて居るのは知れ切つて居るが、碁を打掛けて居るので、直に其を開封もせずに、左の手に握つた儘、二手三手と碁を打つ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫