家族数
かぞくすう
名詞
標準
文例 · 用例
なお四人以上の子供を有する者は、家族数の多いがためにという原因の方に編入されているのだが、もしそれを合計するならば、第一級の貧乏人のうち約七割四分だけのものは、毎日規則正しくかせいでいながら、ただ賃銭が少ないかまたは家族数が多いがために貧乏線以上に浮かび得ぬのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
しかして横は家族数を示し、縦は富の分量を示す。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
試みに例をあげて図表の意味を説明せんに、たとえば、英国の曲線についてみれば、家族数百分の六十五の所は、曲線の高さ約百分の二の所にあり。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
かのパン切符などいう制度もこれがために起こったのであって、上は皇室及び皇族家を始めとし下は庶民に至るまで、すべて家族数に応じてパン切符の配付を受け、この切符なくしては何人もパンを口にすることができなくなったのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
これだけの人数が、みんな一ヵ月世帯主三〇〇円、家族数一人につき一〇〇円ずつの預金をどこからか下げて、あらゆる三倍ずつの生計費をまかなって暮し、花見をして、上機嫌で平和の春がうたえるものだと、かりそめにも思うものは無い。
— ――総選挙に際して―― 『現実の必要』 青空文庫
労働に対する需要の増加が支持し得べき家族数の増加はより明瞭にわかる。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
これを防ぐためには、商人は、広大な森林地を、農場をこれ以上は分割せずまたはその家人の数を増さないことを契約するか、少くとも、家族数が増加しても森林についての権利はこれを与えないことを契約する農業者から、買取る。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
こゝに家族数になほしたものが出てゐます。
— 岸田國士 『泉』 青空文庫