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皇命

こうめい
名詞
1
標準
文例 · 用例
その政治上の主義としては、彼の上書に、「全体我共は尽忠報国の志士、依而今般御召相応じ去二月中遥々上京|仕り、皇命尊戴、夷狄攘斥之御英断承知仕り度存ずる志にて、滞京|罷存候云々」(文久三年十月十五日上書) とある。
池田屋襲撃 大衆維新史読本 青空文庫
しかるにこの媛常人と異なり、〈妾|性交接の道を欲せず、今皇命の威に勝えずして、暫く帷幕の中に納む、しかるに意に快からざるところ、云々〉と辞してその姉を薦め参らせた、それが成務帝の御母だとある。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
だが昔大分地方の鼠の岩屋等の強賊、皇命に従わざりしを景行天皇ツバキの槌を猛卒に持たせ誅殺した事あり(『書紀』七)、この木は今も犬殺しも用い身に極めて痛く当る。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
天皇遊獵内野之時中皇命使間人連老獻歌やすみしゝ我大君の、あしたには取り撫でたまひ、夕にはいよせ立てゝし、みとらしの梓の弓の、なか筈の音すなり、朝狩に今立たすらし、夕狩に今立たすらし、みとらしの梓の弓の、なか筈の音すなり 中皇命は舒明天皇の皇女なり。
正岡子規 萬葉集を讀む 青空文庫
〔日本附録週報 明治33・6・11 三〕      (四)   中皇命往于紀伊温泉之時御歌君が代もわが代も知らむ磐代の岡の草根をいざ結びてな 上二句は磐といふ字にかゝりていへるにて、磐は永久の者なれば君が代をもわが代をも知る筈なりといへるなり。
正岡子規 萬葉集を讀む 青空文庫
喜田博士が発見せられた女帝を中天皇(万葉には中皇命)と言うのも、博士の解説のように男帝への中継ぎの天子という意でなく、宮廷神と天子との中間に立つ一種のすめらみことの意味らしくある。
折口信夫 最古日本の女性生活の根柢 青空文庫
宮廷では中天皇――又は中皇命――が、それに当らせられる。
折口信夫 神道に現れた民族論理 青空文庫
万葉集には、中皇命と出してある。
折口信夫 大嘗祭の本義 青空文庫