兎角
とかく
副詞動詞-サ変頻度ランク #2981 · 青空 745 例
標準
(doing) various things
文例 · 用例
何故なら詩性に乏しい現今は、兎角、あまりに貧弱なモチーフを取上げることから、多くの詩が妙な複雑に堕しがちである。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
時々小説のような物を書いて雑誌へ出す事もあるが、兎角の評判もないようである。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
近代の女性はなかなか巧利的な所もあって兎角利害の打算の方が感情よりも先に立って利害得失を無視してどこまでも自分の感情を生かそうとする熱情の閃は多くの場合に於て見られないと思いますね。
— 岡本かの子 『新時代女性問答』 青空文庫
(その十二)直次は其夜の闇にまぎれて、松川屋敷を出ぬ、明けて驚きし佐助夫婦が、常は兎角に小言もいひけれど、いかに定めて斯かる仕義と流石に胸やすからねば評議とり/″\に、おそよは朝な/\手を合する神々にも、心得違ひの無きやうにと祈りぬ。
— 一葉 『暗夜』 青空文庫
また tak kak というのがいろいろの意味に使われるが whereas の意味では、「それはそうととにかく」の「兎角」に通じなくない。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
それで兄の窮屈げな、葬に立つた時のやうな歩附きとは兎角調子が合ひ兼ねる。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
妾はスペインでロダンさんに約束したことは兎角流れ勝だったのですが、ジョージ・佐野はそれについてとらえ難い不安に襲われていたようです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
併し此代稽古の男は兎角自分に出鱈目を教える男だったから、それに罵られたのが残念で残念で堪らなかった為め忘れずに居ります。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
作例 · 標準
兎角、忙しい毎日だが、健康には気をつけたい。
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彼は兎角色々なことに手を出しては、中途半端に終わらせてしまう。
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人生は兎角予測できないことばかりだ。
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標準
being apt to
作例 · 標準
若い頃は、兎角夢見がちになりやすいものだ。
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人はストレスを感じると、兎角衝動的な行動をとりがちだ。
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忙しいと、兎角忘れ物が多くなる。
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標準
at any rate
作例 · 標準
兎角、今日の会議は長くなりそうだ。
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結果はどうあれ、兎角、最善を尽くそう。
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兎角、彼は遅刻するだろうとみんな思っていた。
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標準
all sorts of (negative things)
作例 · 標準
最近は兎角世の中が物騒になった。
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子供の教育には兎角お金がかかるものだ。
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兎角批判ばかりしていては、何も進まない。
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標準
things that do not exist
作例 · 標準
兎角この世にはありえない話だと笑った。
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そんな兎角の事柄に囚われてはいけない。
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それはまるで、兎角の話のように現実味がなかった。
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