身を投げる
みをなげる
表現動詞-一段
標準
to throw oneself (e.g. off a cliff, etc.)
文例 · 用例
私が山王山を知つてから、いづれも生活の敗残者であらう、この森の中で、首縊りが二人ばかりあつた、人目を避けるに、都合がいゝとは言ひながら、不思議なことに、死ぬ人は原始的に安息な自然を選ぶ、川や海に身を投げる人と森の中で縊る人と。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
這い上って来て石松、藁の上に身を投げる。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
翁は行きづまってしまったので、仙人主義を弁護する理屈に立ち返ってしきりと考えこんでいると、どしりとばかり同じベンチに身を投げるように腰をおろした者がある。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
ここでわれわれは身を投げるか、弁慶の薙刀の※となるか、夜鷹に食われるか、それともまた鍋焼うどんに腹をこしらえて行手の旅を急ぐかである。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
今でも浅間の火口へ身を投げる人は絶えないそうである。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
私が死にましたならば、あとから、きっと、アヤ子も身を投げるであろうことが、わかり切っているからでした。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
遂に阿難の膝下に身を投げる。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
そこで又近所の噂を、買物の序に聞いて見ると、おまわりさんには国に女房も子供もあったので、それが出し抜けに尋ねて来て、大騒ぎをして、お玉は井戸へ身を投げると云って飛び出したのを、立聞をしていた隣の上さんがようよう止めたと云うことであった。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
作例 · 標準
絶望の淵に立たされた彼は、ついに湖に身を投げることを選んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
悲しみに打ちひしがれた彼女は、橋から身を投げようとしたが、間一髪で止められた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
物語の登場人物は、裏切られた絶望感から崖に身を投げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash