食い込む
くいこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #42621 · 青空 157 例
標準
to bite into (e.g. rope into skin)
文例 · 用例
宇宙万象の秋、人の心に食い込む秋思の傷みを咏じ尽して遺憾なく、かの芭蕉の名句「秋ふかき隣は何をする人ぞ」と双壁し、蕪村俳句中の一名句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そして急いで自分の腕時計を調べて、それからまるで食い込むように向うの怪しい時計を見つめました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
どんなに弊害があっても、人の心の奥にまで食い込む心配は少ない。
— 寺田寅彦 『神田を散歩して』 青空文庫
ところが次の日のこと、畜産学の教師が又やって来て例の、水色の上着を着た、顔の赤い助手といつものするどい眼付して、じっと豚の頭から、耳から背中から尻尾まで、まるでまるで食い込むように眺めてから、尖った指を一本立てて、「毎日|阿麻仁をやってあるかね。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
このままでは食い込むばかりだと、それがおそろしくなりたまりかねてひそかに店を売りに出した。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
そして言うのには、あの人に後添いを貰う気持があるか訊いてくれ、わてにはすこしだが、貯えもある、もと通り小屋に出てもよし、近所の娘に三味線を教えてもよし、けっしてあの人の世帯を食い込むようなことはしない、玉堂はん頼みます云々……「……年甲斐もなく、仲人を頼まれたわけだが、他あやんどないやね。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そしてソニーは、先を行くパーソナルコンピューターを追って台頭したこのワークステーション分野で、かろうじてコンピューターに食い込む手掛かりをつかんだ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
砂に食い込む二人の下駄の音だけが聞こえた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
標準
to eat into
標準
to be wedged (i.e. underwear pulled from the back, driving it between the buttocks)