叩き大工
たたきだいく
名詞
標準
clumsy carpenter
文例 · 用例
金錢さへどツさりぶち撒ければ、こんな叩き大工のやうな――浪漫的なおほ法螺でとほつた耶蘇の前身のやうな――ものは、百人でも千人でもぺこ/\させてやる。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
女神様といふのは、マリヤが叩き大工ヨセフの妻であつたやうに、或る鉱山師の女房である。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「面倒ですから、材料も私の方から運びましょうか」 父親の縁故から知っている或|叩き大工のあることを想出して、そこへ駈つけていった彼女は、仕事を拡張する意味で普請を嘱んだところで、彼は呑込顔にそう言って引受けた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
「面倒ですから、材料も私の方から運びましょうか」 父親の縁故から知っている或叩き大工のあることを想出して、そこへ駈つけていった彼女は、仕事を拡張する意味で普請を嘱んだところで、彼は呑込顔にそう言って引受けた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
他の部屋には人夫や蝙蝠傘直しや易者や手品師や叩き大工といったような手輩が一緒くたにゴタゴタ住んでいた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
が仕事のやりぶりを見、やっぱり叩き大工は一生叩き大工で終るだけの心ほか持ち合わせないことを痛感した。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
どんな叩き大工が来ても、棟梁株のいゝ人達が来てもおんなしように扱っているんで、中には勃然とする者もありますが、下廻りのものは自分達を丁寧にしてくれる嬉しさからワイ/\囃しています。
— 三遊亭圓朝 『根岸お行の松 因果塚の由来』 青空文庫
もとは少工に対する名として、工の上席のものの称であった大工の語を、後世一般の木材建築職人に及ぼし、それでもなお不足で、その頭分を棟梁と云い、はてはただの叩き大工をもしばしば棟梁と呼ぶ様になった類、みなこれである。
— 喜田貞吉 『長吏名称考』 青空文庫
作例 · 標準
叩き大工に任せたせいで、新築の家の建付けが最初から悪い。
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釘の打ち方一つ見ても、彼が熟練の職人か叩き大工かはすぐに分かる。
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叩き大工の仕事ぶりでは、この繊細な修復作業は務まらない。
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