阿蘭陀
オランダ
名詞頻度ランク #3390 · 青空 132 例
標準
Netherlands
文例 · 用例
阿蘭陀の通事たちに、シロオテの日本へ渡って来たわけを調べさせたけれど、シロオテの言葉が日本語のようではありながら発音やアクセントの違うせいか、エド、ナンガサキ、キリシタン、などの言葉しか聞きわけることができなかったのである。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
阿蘭陀人を背教者の故をもってか、ずいぶん憎がっているような素振りも見えるので、阿蘭陀人をして直接シロオテと対談させることもならず、奉行たちはたいへん困った。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
ひとりの奉行は、一策として、法廷のうしろの障子の蔭にふとった阿蘭陀人をひそませて置いて、シロオテを訊問してみた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
よい加減のところで訊問を切りあげてから、奉行たちは障子のかげの阿蘭陀人に、どうだ、と尋ねた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
阿蘭陀人は、とんとわからぬ、と答えた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
だいいち阿蘭陀人には、ロオマンの言葉がわからぬうえに、まして、その言うところは半ば日本の言葉もまじっているのであるから、猶々、聞きわけることがむずかしかったのであろう。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
阿蘭陀語ではパッスルと申し、イタリヤ語ではコンパスと申すもののことである、と通事のひとりが教えた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
それから、阿蘭陀や日本の国々のあるところを問うに、また、まえの法のようにして、ひとところもさし損ねることがなかった。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫