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松花

しょうか
名詞
1
標準
文例 · 用例
さまざまな化粧品や、真珠のはまった金の耳輪や、蝶形のピンや、絹の靴下や、エナメル塗った踵の高い靴や、――そういう嵩ばらずに金目になる品々が、哈爾賓から河航汽船に積まれて、松花江を下り、ラホスースから、今度は黒竜江を遡って黒河へ運ばれてきた。
黒島伝治 国境 青空文庫
筆迹松花堂様の少く重きもの也。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
私の父親は日露戦争当時から、日本の軍事探偵となって、満洲|西比利亜方面を跋渉しているうちに、松花江の沿岸で、素晴らしい金鉱を幾個所となく発見していた。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
何でもハルビンも危険だといふので、手に手を取つて松花江の氷の上をわたつて、陸続として長春から吉林の方へ入つて来たのださうですが、それは惨めなものだつたさうです。
田山録弥 一少女 青空文庫
凍えて死んだ子供をそのまゝ背負つてゐたものも何人かあつたさうです――』『ふむ――』 私達はかう言つて、その時のさま――幾重にも折れ曲つてゐる松花江の氷の上を其処に一隊、かしこに一隊といふ風にして命から/″\逃げ避けて来た人達のさまをそれとはなしに眼の前に描くのでした。
田山録弥 一少女 青空文庫
三 松花江の流が遠い支那の奥地から来て、龍潭山の麓を繞つて、それからずつと吉林の市街の瓦甍を取巻いて、帯のやうに美しく流れてゐるさまが、北山公園の上から手に取るやうに眺められるのでした。
田山録弥 一少女 青空文庫
「これが松花江だね?
田山録弥 アンナ、パブロオナ 青空文庫
後魏書勿吉傳に太魯水即ち今の※兒河より勿吉即ち今の松花江上流に至るに宜しく東南行すべきを東北行十八日とせるが若き、陸上に於けるすら此の如くなれば海上の方向は猶更誤り易かるべし。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫