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独合

どくごう
名詞
1
標準
文例 · 用例
自分の独合点の興奮を、相手が気付かなかつたかと思ふと、恥しさで地の中へでも隠れたいやうな気がした。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
大高城に最も近い丸根、鷲津を差置いて、寺部なぞの末城を先きに攻める法はないと独合点して居たからである。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
自分の独合点の興奮を、相手が気付かなかったかと思うと、恥しさで地の中へでも隠れたいような気がした。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
彼はその妻の常に楽まざる故を毫も暁らず、始より唯その色を見て、打沈みたる生得と独合点して多く問はざるなりけり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
滝の背後に金が隠してあるのかい、妾が、体の血粘洗おうと来たのを、そんなように独合点しやがったのかい。
国枝史郎 甲州鎮撫隊 青空文庫
独合点じゃわからない。
森本薫 みごとな女 青空文庫
細かしい事はおい/\云つてゆきますが先づ大ざつぱに、私の見たあなたの、私の云つた事についての御批評は、あまりに表面的で独合点でゐらつしやいます。
伊藤野枝 青山菊栄様へ 青空文庫
食事が終って、清澄の茂太郎に本堂へ案内された時、「あの琵琶を弾いているのは誰ですか」「あれは弁信さんです」 弁信さん――だけでは茂太郎の独合点で、兵馬にはのみこめない。
無明の巻 大菩薩峠 青空文庫