暗線
あんせん
名詞
標準
dark line (in a spectrum)
文例 · 用例
「此の粒でがすから、わしがに相違ありあんせん、彼等がな此んなに出來つこねえんですから、それ證據にや屹度自分の畑のがな一つ穗でも伐つちやねえから見さつせ、わしが此んでも〆粕入えて作つたんでがすから」被害者は熱心にいつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「わしがにや、とつても持ち切れあんせん」勘次は萎れて顫へて居る。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「お内儀さん、こら運の惡い者な仕やうありあんせんね」彼は憐れに聲を投げ掛けた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「わしもはあ、そんならなんぼ助るかも知れあんせんが、お内儀さん處ささう云つて來る譯にも行がねえで」と勘次は亂れた頭髮へ手を當てゝ媚びるやうな容子をしていつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「それだがお前にやる位ならどうにか成るから心配しなくつても好いよ」「わしも此れ、罰當つたんでがせう、さう思ふより外有りあんせんから」勘次は暫く間を措いて「わしも嚊こと因果見せて罪作つたの惡りいんでがせう」彼の聲は沈んだ。
— 長塚節 『土』 青空文庫
小林君も淫賣婦ではごあんせんぜ。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
何れ後刻でお話しようと思つて、受取つた訳でアごあんせん、一寸お預りして置いただけでごあんす。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
自分は急に元気を得て、逐一事情を話し、更に須山に向いて、『先生、此町は大工町ではごあんせん、花屋町でごあんす。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗線について考えている。
暗線という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗線の意味を理解している。
この文には暗線が含まれている。