悪ずれ
わるずれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
over-sophistication
文例 · 用例
このキャディのような環境におかれた少年は例えば昔の本郷青木堂の小店員のごとく大概妙に悪ずれがしてくるものであるが、ここの子供達はそんな風が目に立たない。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
黴菌がだんだん悪ずれがして来て黴菌の「ヒト」が悪くなるせいでもなさそうである。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
部屋の掃除もしないでぞうきんがけなぞしたってなんにもなりはしないわ」 と少し剣を持たせていってやると、けさ来たのとは違う、横浜生まれらしい、悪ずれのした中年の女中は、始めて縁側から立ち上がって小めんどうそうに葉子を畳廊下一つを隔てた隣の部屋に案内した。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
今の社会に生きてゆくためには、もう少し悪ずれのしていることが絶対に必要である。
— 平林初之輔 『犠牲者』 青空文庫
五年の野球の主将に眼鏡をかけた悪ずれのした原田という男がいた。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
割合に山の手はすいて居たけれども真向いに居る一人は二十五六の、も一人は二十位の女が悪ずれした目つきをして二人の間にはさまれてツンとして居る千世子の風の変った髪やじみはでな着物の着こなし方なんかをわざわざきこえる様に批評するのが気にさわってたまらなかった。
— 宮本百合子 『千世子』 青空文庫
じっさい、この香具師のように陽に焼けて、悪ずれのしたように見える、龍造寺主計には、そんなようなところが、見えるのだ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
それに少年の顔は他の仲間にくらべて、まだ滑らかな悪ずれのしていない若若しい光沢をもっているのであった。
— 室生犀星 『幻影の都市』 青空文庫
作例 · 標準
彼はまだ若いが、夜の世界で働いていたせいか、妙に悪ずれしている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
子供が悪ずれしたような口をきくのを聞くと、少し悲しい気持ちになる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女の純粋そうな見た目にだまされてはいけない、実はかなり悪ずれした女性だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro