美僧
びそう
名詞
標準
文例 · 用例
(若き美僧の阿難と清艶な娘とが狂いもつれながら、黒蛇のような毛綱に捲き上げられて行く。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
その増上寺に、年少な美僧で道心堅固な俊才のが一人あった。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 中山派の大行者で、若い時は、名だたる美僧であったと聞く。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
三瑕之内美僧はうけがたく候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
其一の「美僧はうけがたく候」と茶山が答へた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
爾来僧を請ずるごとに、妙光が自手給事するその間、美僧あれば思い込んで記え置く。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
妖気の美僧はもすそをひいてことばをなげき、うらうらとして銀鈴の魔をそよがせる。
— 大手拓次 『藍色の蟇』 青空文庫
又太層|美僧であつた所から、後家や若い娘で迷ひ込んだ者も大分にあつた。
— 與謝野寛 『蓬生』 青空文庫