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焼小

しょうしょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
馬禿山には炭焼小屋が十いくつある。
太宰治 魚服記 青空文庫
処々、山の尾が樹の根のように集って、広々とした青田を抱えた処もあり、炭焼小屋を包んだ処もございます。
泉鏡花 春昼 青空文庫
溪の岸には杉林のなかに炭焼小屋があって、白い煙が切り立った山の闇を匍い登っていた。
梶井基次郎 闇の絵巻 青空文庫
清水から一坂上り口に、薪、漬もの桶、石臼なんどを投遣りにした物置の破納屋が、炭焼小屋に見えるまで、あたりは静に、人の往来はまるでない。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
真赤だ、真赤だ、夕焼小焼だ。
北原白秋 とんぼの眼玉 青空文庫
樹明来、さつそく飲む、下物は焼小鯛、玉葱のぬた、黒布の佃煮、いづれも庵独特の手料理。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
岩かゞみ草などがちらほら眼につく、莟はまだ堅い、いろ/\の小鳥がほがらかにさえづつてゐる、しづかな木立、きよらかな水音、くづれた炭焼小屋、ふきのとう、わらび、雑木の芽、落葉松の若葉はこまやかに、白樺の肌は白うかゞやく。
種田山頭火 旅日記 青空文庫
焼小手で脳味噌をじゅっと焚かれたような心持だと手紙に書いてあるよ」「妙な事があるものだな」手紙の文句まで引用されると是非共信じなければならぬようになる。
夏目漱石 琴のそら音 青空文庫