鎌首
かまくび
名詞
標準
sickle-shaped neck (e.g. snake, praying mantis)
文例 · 用例
敵に對してこの無數の毒蛇は、素早く一樣に鎌首をもたげ、しゆつしゆつと氣味惡い音を立てて手向ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
私の胸の中では、毒蛇が鎌首を投げた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
匕首が彼の懐で蛇のように鎌首を擡げた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
生きているのかしらと、半七は指のさきで軽くその頭を弾いてみると、蛇はぬうと鎌首を長くあげた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
ジュッ、ジュッ、堯は鎌首をもたげて、口でその啼き声を模ねながら、小鳥の様子を見ていた。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
その時はまず人助けにずるずると尾を引いて、向うで鎌首を上げたと思うと草をさらさらと渡った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」 四「お痛え、痛え、」 尾を撮んで、にょろりと引立てると、青黒い背筋が畝って、びくりと鎌首を擡げる発奮に、手術服という白いのを被ったのが、手を振って、飛上る。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
一尺ぐらいずつ、おなじほどの距離をおいて、蜘蛛の巣と、どくだみの、石垣の穴と穴から、にょろりと鎌首を揃えたのが、姉さんの白い腰に、舌をめらめらと吐いているんじゃあないか。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
作例 · 標準
蛇が獲物を見つけ、鎌首をもたげた。
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蟷螂が静かに鎌首を動かし、周りを警戒していた。
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獲物を仕留める直前、蛇は鎌首をゆっくりと安定させた。
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