遣り水
やりみず
名詞
標準
stream (in a Japanese garden)
文例 · 用例
昼でさへ寂しいこの御所は、一度日が暮れたとなりますと、遣り水の音が一際陰に響いて、星明りに飛ぶ五位鷺も、怪形の物かと思ふ程、気味が悪いのでございますから。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
晝でさへ寂しいこの御所は、一度日が暮れたとなりますと、遣り水の音が一際陰に響いて、星明りに飛ぶ五位鷺も、怪形の物かと思ふ程、氣味が惡いのでございますから。
— 芥川龍之介 『地獄變』 青空文庫
佐保川の水を堰き入れた庭の池には、遣り水傳ひに、川千鳥の啼く日すら、續くやうになつた。
— 釋迢空 『死者の書』 青空文庫
佐保川の水を引き入れた庭の池には、遣り水伝ひに、川千鳥の啼く日すら続くやうになつた。
— ――初稿版―― 『死者の書』 青空文庫
佐保川の水を堰き入れた庭の池には、遣り水伝ひに、川千鳥の啼く日すら、続くやうになつた。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
佐保川の水を堰き入れた庭の池には、遣り水伝いに、川千鳥の啼く日すら、続くようになった。
— 折口信夫 『死者の書』 青空文庫
今、この夕方、路地のまえに遣り水と洒落ていたところ……。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
周延が描いた千代田の大奥と云う三枚続きの絵にあるような遣り水、築山、雪見燈籠、瀬戸物の鶴、洗い石などがお誂い向きに配置されて、一つの大きな伽藍石から小さい飛び石が幾個も幾個も長く続き、遥か向うに御殿のような座敷が見えている。
— 谷崎潤一郎 『少年』 青空文庫
作例 · 標準
日本庭園のやり水が美しい音を立てて流れている。
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縁側からやり水を眺めるのは、至福のひとときだ。
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この庭園は、巧みに配置されたやり水が特徴だ。
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標準
watering (potted plants, bonsai, etc.)
作例 · 標準
朝早く、盆栽にやり水をするのが日課だ。
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暑い日には、植物へのやり水を忘れてはならない。
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丁寧にやり水をすることで、花が生き生きと育つ。
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