峠を越す
とうげをこす
表現動詞-五段-サ行
標準
to pass the peak (of something)
文例 · 用例
また母と一しょに帰る時など、二人とも出かける時ほどの元気はありませんで、峠を越す時、母は幾度となく休みます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
三国峠を越す時です。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
峠を越すこと四、人跡絶せる深山に分け入り、峡谷の巌頭を攀じてついた日本海沿岸に出た。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
田舎の荒くれ馬を四頭雇い入れて、いよいよ馬上、栗生峠を越すことになった。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
学円 さて名告りを揚げて、何の峠を越すと云うでもありません。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
峠を越すまで、当分のうち家らしいものはございませんや。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
それを悲しみながら、しかし佐助はさすがに気取った口調を忘れず、「来し(越し)は夢の夢の夢のまた夢、昨日は今日のはつ昔、旅の衣は鈴鹿の峠を越す(乾す)も乾さぬも、雨次第じゃが、どうやら、今宵は降りそうじゃな」 と、しんみりした声で言うと、茶店の女は、「お侍様、そりゃおよしなさいませ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
峠を越すのかと女中がたずねると、「峠を越せば、遠く信州を猿飛様にやがて近江(会う)路、日の暮れぬうちに越そうと思います」 という気取った言い方は、大方佐助の感化であろう、それは楓であった。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
作例 · 標準
台風の勢力は弱まり、ようやく峠を越したようだ。
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病状は峠を越したが、まだ油断はできない。
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今年の夏は記録的な猛暑だったが、ようやく峠を越した。
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標準
to cross a pass
作例 · 標準
昔の旅人は、徒歩でいくつもの峠を越す必要があった。
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この道を行けば、あの山を越え、さらにいくつかの峠を越すことになる。
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夕暮れまでに、なんとかあの険しい峠を越したい。
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