改定案
かいていあん
名詞
標準
文例 · 用例
この山田氏の痛撃の後に仮名遣改定案を罵らむと欲す、誰か又蒸気ポンプの至れる後、龍吐水を持ち出すの歎なきを得むや。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
我文部省の仮名遣改定案は漫然と「改定」を称すれども、何に依つて改定せるかを明らかにせず。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
仮名遣改定案を制定したる国語調査会の委員諸公は悉聡明練達の士なり。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
然らば諸公は仮名遣改定案の便宜たるを信ずるのみならず、僕等も亦便宜たることを信ずること、諸公の如くなるを信ずるなるべし。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
僕は勿論仮名遣改定案の便宜たることを信ずる能はず。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
仮名遣改定案は――たとへば「ゐ」「ゑ」を廃するは繁を省ける所以なるべし。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
若し僕にして最も手軽に仮名遣改定案を葬らむとせむ乎、僕亦区々たる筆硯の間に委員諸公を責むるに先だち、直ちに諸公を暗殺すべし。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
我文部省の仮名遣改定案の便宜に出づることを認め難きは上に弁じたる所なり。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫