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雪を欺く

ゆきをあざむく
表現動詞-五段-カ行
1
標準
to be as white as snow
文例 · 用例
さもありぬべし、雪を欺く頬の邊、幾分の蒼色を帶びたるは、たしかに睡眠の足らぬ事を證して居る。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
黒髪は水が垂りそう、櫛巻の房りとした、瓜核顔の鼻筋が通って、眉の恍惚した、優しいのが、中形の浴衣に黒繻子の帯をして、片手、その格子に掛けた、二の腕透いて雪を欺く、下緊の浅葱に挟んで、――玉の荵の茶室を起った。
泉鏡花 浮舟 青空文庫
」 雪を欺く腕を空に、甘谷の剃刀の手を支え、突いて離して、胸へ、抱くようにして熟と視た。
泉鏡花 売色鴨南蛮 青空文庫
見る見る、黒髪に散る雪が、輝く膚を露呈して、再び、あの淡紅色の紗綾形の、品よく和やかに、情ありげな背負揚が解け、襟が開け緋が乱れて、石鹸の香を聞いてさえ、身に沁みた雪を欺く肩を、胸を、腕を……青大将の黒い歯が、黒い唾が、黒い舌が。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
此寺はカルララの大理石もて、人の力の削り成しし山ともいふべく、月あかき夜に仰ぎ見れば、皎潔雪を欺く上半の屋蓋は、高く碧空に聳えて、幾多の簷角、幾多の塔尖より石人の形の現れたるさま、この世に有るべきものともおもはれず。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
やや俯向けになった頸は雪を欺く
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
頸脚雪を欺く)宿の男衆が申したのは、余所の女房という意味ではないのです。
泉鏡花 山吹 青空文庫
「一本頂戴よ」、といいながら、枕元の机の上の巻烟草を取ろうとして、袂を啣えて及腰に手を伸ばす時、仰向きに臥ている私の眼の前に、雪を欺く二の腕が近々と見えて、懐かしい女の香が芬とする。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
作例 · 標準
彼女の肌は、雪を欺くような白さで、皆の目を惹きつけた。
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真っ白い椿の花びらが、雪を欺くように輝いている。
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この地方で採れる絹は、その白さが雪を欺くと評判だ。
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雪を欺く(ゆきをあざむく) — 幻辞.com