織豊
しょくほう
名詞
標準
文例 · 用例
折合(をりあひ)土佐幡多 折木(をりき)磐城楢葉 折茂(をりも)陸奥上北 折浜(をりのはま)陸前牡鹿此ほかにも、織笠(をりかさ)陸中東閉伊 織島里(おりじまがり)肥前小城 織豊(おりとよ)尾張愛知などあるが、織笠の折笠と同じ語らしいものゝ外は、其意をたどる事も出来ぬ。
— 折口信夫 『折口といふ名字』 青空文庫
織豊時代の商業資本発達に基いた一時的な近代文化化(之を俗に西欧化と呼んでいる)は、たといそれが天主教的制限を有っていたにせよ、日本を近代化へ解放する方向にあったことは疑われない。
— 戸坂潤 『日本文化の特殊性』 青空文庫
されば、我が國内のみに就て云はゝ奧州日の本の稱は、既に織豊時代にあり。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
そういうふうに、今の一部の鑑賞家をして誤認せしめたが、元来、織部の織部たる所以のものは、遠く足利から織豊時代に産れているのであって、精作であり、鈍重であり、且つ温柔であり、しかも非常に雅味なものであって、絵唐津の色を美しくしたと見るべきものである。
— 北大路魯山人 『織部という陶器』 青空文庫