射出
しゃしゅつ
名詞動詞-サ変頻度ランク #43916 · 青空 34 例
標準
shooting
文例 · 用例
例えば轆轤に集中する傘の骨、要に向って走る扇の骨、中心を有する蜘蛛の巣、光を四方へ射出する旭日などから暗示を得た縞模様は「いき」の表現とはならない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
しかしこれだとすると、たいていは光芒射出といったようなふうに見えるのであって、どうも「火の玉」らしく見えそうもないと思われる。
— 寺田寅彦 『人魂の一つの場合』 青空文庫
東の空が明るくなりて、日天子さまの黄金の矢が高く射出さるれば、われらは恐れて遁げるのぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
東の空が明るくなりて、日天子さまの黄金の矢が高く射出さるれば、われらは恐れて遁げるのじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
颯と、吹添ふ蒼水の香の風に連れて、流の上へそれたのは、卯の花縅の鎧着た冥界の軍兵が、弗ツと射出す幻の矢が飛ぶやうで、川の半ばで、白く消える。
— 泉鏡太郎 『月夜』 青空文庫
然るに此時まで、海蛇丸は別に害意ありとも見えず、たゞ其甲板からは絶えず探海電燈の閃光を射出して、或は天空を照し、或は其光を此方に向け、又は海上の地理形况等を探るにやあらん、我が弦月丸が指して行く航路の海波を照しつゝ、ずん/″\と前方に駛り去つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
此時、太陽は雲間を洩れて赫々たる光を射出した。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
更に新式魚形水雷の實力如何にと、艇は海底を龍の如く疾走しつゝ洋上の巨巖目掛けて射出す一發二發、巨巖碎け飛んで、破片波に跳つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫