陣所
じんしょ
名詞
標準
文例 · 用例
二十七 それ熟々、史を按ずるに、城なり、陣所、戦場なり、軍は婦の出る方が大概|敗ける。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
陣所になったのは糸屋町の与力屋敷、同心屋敷である。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
同じ日の暮方になって、大和橋から帰っていた歩兵隊の陣所へ、町人が駆け込んで、港からフランスの水兵が上陸したと訴えた。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
そこで隊長が陣所へ引き立ていと命じた。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
そして射撃を止めて陣所へ帰れと命じた。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
両隊が陣所へ引き上げていると、隊長二人を軍監府から呼びに来た。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
翌朝景一は森を斥候の中に交ぜて陣所を出だし遣り候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
だが、斎宮助、衆人の前にて叱責せらるる事奇怪なりとて、それより兄弟永く不和になっていたが、姉川合戦の前夜、二十七日の夜亥刻(今の十二時)ばかりに、兄の雅楽助、弟斎宮助の陣所に行き、「明日討死をとげる身として何とて不和を残さん。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫