新平民
しんへいみん
名詞
標準
new commoner
文例 · 用例
先に一寸書いた新平民の孤独な子供槇君と角力とり花をたたかわせつつ遊んだのもこの川堤だ。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
新平民いじめと、こうした仲間いじめほど止め難いものはない。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
それから足掛三年目の今日、丑松はたゞ熱心な青年教師として、飯山の町の人に知られて居るのみで、実際穢多である、新平民であるといふことは、誰一人として知るものが無かつたのである。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
蓮太郎は貧民、労働者、または新平民等の生活状態を研究して、社会の下層を流れる清水に掘りあてる迄は倦まず撓まず努力めるばかりでなく、また其を読者の前に突着けて、右からも左からも説明して、呑込めないと思ふことは何度繰返しても、読者の腹の中に置かなければ承知しないといふ遣方であつた。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
北佐久の高原に散布する新平民の種族の中でも、殊に四十戸ばかりの一族の『お頭』と言はれる家柄であつた。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
妄想、妄想――今の患者の眼に映つた猫も、君の眼に映つた新平民も、皆な衰弱した神経の見せる幻像さ。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
妙な人物が新平民なぞの中から飛出したものですなあ。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
』『だつて、君、左様釈るより外に考へ様は無いぢやないか――唯新平民が美しい思想を持つとは思はれないぢやないか――はゝゝゝゝ。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
作例 · 標準
明治維新後、旧来の身分制度が廃止され、平民となった人々は新平民と呼ばれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新平民は、江戸時代の賤民階級から解放された人々を指す歴史用語である。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
新平民という言葉には、差別的な含意が込められていた時代もあった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
新平民(しんへいみん)とは、明治時代に四民平等を嫌がる平民の間から自然発生した、旧・賤民(穢多・非人)に対する蔑称である。
出典: 新平民 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0