百雷
ひゃくらい
名詞
標準
hundred thunderclaps
文例 · 用例
……と思ううちに突然、百雷の落ちるような音を立てて、一気に梯子段を駈け降りた。
— 夢野久作 『呑仙士』 青空文庫
」 一言あたかも百雷耳に轟く心地。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
すると、遥か河下に方って百雷の轟ろくがごとき音響が地を鳴らして聞える。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
白糸の耳には百雷の一時に落ちたるごとく轟けり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
かたじけなくも御親書を賜り百雷一時に落ちる以上の強い衝動を覚えられ、その素直なる御返答として、大君への純乎たる絶対の恭順のお心をお歌におよみになつたのでございますから、御書の御内容もおのづから推量できる筈でございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
あやめもわかぬ暗闇に裂けてつんざく稲妻や、滝なす雨は百雷の音と轟く物凄さ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
「銭塘とおっしゃるのは、何人のことでございます」「銭塘とは、わしの弟じゃ、堯の時の洪水は、あれが怒ったから起ったのじゃ」 不意に百雷の落ちかかるような大音響が起って、殿堂が崩れるように揺ぎ渡った。
— 田中貢太郎 『柳毅伝』 青空文庫
百雷のような荒々しい軋り音が聞えた!
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
作例 · 標準
突然の豪雨と共に、百雷が一時に落ちたかのような激しい音が鳴り響いた。
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百雷の轟音に、家中の窓ガラスがガタガタと激しく震え、恐怖を感じた。
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怒り心頭に発した将軍の叱咤は、まさに百雷の如き迫力で家臣たちを平伏させた。
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