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作中人物

さくちゅうじんぶつ
名詞
1
標準
character (in a novel, film, etc.)
文例 · 用例
須永というあまり香ばしからぬ役割の作中人物の所業としてそれが後世に伝わることになってしまった。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
小郷を殺すのは、勿論作中人物だが、しかし、小田は鶴雄だとは考えたくなかった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
むかし、古事記の時代に在っては、作者はすべて、また、作中人物であった。
太宰治 一日の労苦 青空文庫
むべなるかな、君を、作中人物的作家よと称して、扇のかげ、ひそかに苦笑をかわす宗匠作家このごろ更に数をましている有様。
太宰治 虚構の春 青空文庫
同じく、楽に、速く進行してはいるが、今度は明かに自分が凡ての作中人物の手綱をしっかり抑えているのだ。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
横堀の身なりを見た途端、もしかしたら浮浪者の仲間にはいって大阪駅あたりで野宿していたのではないかとピンと来て、もはや横堀は放浪小説を書きつづけて来た私の作中人物であった。
織田作之助 世相 青空文庫
作中人物である腰元弥生の心理状態を、開放するために明るい感じを出したといふ計画性は、それはもの言はぬ作中人物に対する伊東氏の愛情であると同時に、その絵を観る観者そのものを、画面効果上の圧迫感から開放するといふ観る者に対する愛情でもある。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
即ち作をするといふことは、自己(作者)の『自然』を持つて、他(実際人物乃至作中人物)の『自然』を探し出し、掘り出し、そしてそれを描くといふことである。
田山録弥 小説新論 青空文庫
作例 · 標準
その作家は、個性的で魅力的な作中人物を数多く生み出している。
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この物語の作中人物たちの成長していく過程が、読者を引きつける要因の一つです。
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「え、あの作中人物、実は作者の分身だったの?知らなかった!」
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