山高帽
やまたかぼう
名詞
標準
bowler hat
文例 · 用例
故芥川龍之介君が内田|百間君の山高帽をこわがったという有名な話が伝えられている。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
これは「内田君の山高帽」をこわがったのか「山高帽の内田君」をこわがったのか、そこのところがはっきりと自分にはわからないが、しかしこの話の神秘的なところが何となくピタゴラスの豆を自分に思い出させるのである。
— 寺田寅彦 『ピタゴラスと豆』 青空文庫
モンマルトルは相も変わらず放縦な展覧会が開催されて、黒い山高帽の群とメランコリックな造花の女が、右往左往していました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
山高帽を少し阿弥陀に冠った中年の肥大った男などが大きな葉巻をくわえて車掌台に凭れている姿は、その頃のベルリン風俗画の一景であった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
教授は不似合な山高帽子を丁寧に取って、煤けきったような鈍重な眼を強度の近眼鏡の後ろから覗かせながら、含羞むように、「ライプチッヒから本が少しとどきましたから何んなら見にいらっしゃい」 と挨拶して、指の股を思い存分はだけた両手で外套をこすり続けながら忙しそうに行ってしまった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
気取ったのは、一軒、古道具の主人、山高帽。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
赤帽の言葉を善意に解するにつけても、いやしくも中|山高帽を冠って、外套も服も身に添った、洋行がえりの大学教授が、端近へ押出して、その際じたばたすべきではあるまい。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
そのかわり、この方は山高帽子で――おやおや忘れた――鉄無地の旦那に被せる帽子を。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
作例 · 標準
「この山路は初心者には少しきついかもしれませんね。」とガイドが言った。
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ウィキペディア
山高帽、山高帽子(やまたかぼう、やまたかぼうし)は、イギリス発祥の帽子である。主に男性用。
出典: 山高帽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0