ださい
ださい
形容詞
標準
文例 · 用例
「ねいあなたちょっと抱いてやってくださいな、ほんのすこし、ねいあなたちょっと」 細君から手移しに押しつけられて、糟谷はしょうことなしに笑って、しょうことなしに芳輔を抱いた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
いつもは、「糟谷さんこうしてください」とか、「これはこれしておきましょうかね」とか、うちとけてむぞうさにいうところも、みょうにあらたまって命令的に事務の話をするのである。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
殺してしまってください。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
お松は「今夜坊さんはねえやの処へ泊ってください」と頻りに云ってる。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
「又寄ってください」と云うのもはっきりとは云えなかった。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
君よ辨當をひらきはやくその卵を割つてください。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
その積善会のお金の中で私の積立金をくださいと、この男は申し出たんだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
一三『そういう悲惨な事情であるから、自分の労働賃銀の一部を積み立ててある、積立金を払い戻してくださいというのです』白水が代わって話した。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫