要録
ようろく
名詞
標準
文例 · 用例
此故に太祖実録を重修するや、衍実に其監修を為し、又|支那ありてより以来の大編纂たる永楽大典の成れるも、衍実に解縉等と与に之を為せるにて、是れ皆文を好むの余に出で、道余録を著し、浄土簡要録を著し、諸上善人詠を著せるは、是れ皆道の為にせるに出づ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
則事魔之罪也(宋の李心傳『建炎以來繋年要録』卷七十六)。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
学者が学問に泥み、「学の蔽」(山鹿素行『聖教要録』)を覚らず、学が「知の戦」(西周『知論』)であることを忘れるという欠陥が、科学のイデオロギー的性格を忘れたことから来る一つの重大な結果だというのである。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
それから道庵は長沼流の「兵要録」の原本を見たり、義民多田嘉助の筆跡を見たり、臥雲震致が十四歳のとき発明した紡績機械の雛形を見たりして、あまり甚だしい脱線もなく、この展覧会を立ち出でました。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
1) 本書を書いて後に、私は『県会議事要録』〔Analyse des Proce`s Verbaux des Conseils Ge'ne'raux de De'partement.〕 を見る機会を得たが、これは第八年のフランスの国内状態に関する極めて詳細なかつはなはだ興味ある記事を載せている。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
更にまた、『議事要録』中の若干の記述によれば、記録簿が非常に注意深く記録されてはいなかったように思われる節が非常に多い。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
四 桜田義挙に関する水薩密約にいう決行予定日「二十日前後」を有馬新七『義挙要録』記載にそのまま基づいて二月二十日と見、三月三日の決行をもって十日余り遅れたとする考証(渡辺盛衛『有馬新七先生伝』)もあるが、春山育次郎氏『平野国臣伝』のごとく三月二十日とする方が正しい。
— 服部之総 『志士と経済』 青空文庫
マクタイはそれをブンブン唸る受信機から聞きながら急いで要録を作成し、レイクの無線技師が送信を終了するや否や速記録から全メッセージを起こした。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫