幻辞.com

泥柳

どろやなぎ
名詞
1
標準
文例 · 用例
杏の花のどんよりとした季節のころにああ私は家を出で なにの學問を學んできたかむなしく青春はうしなはれて戀も 名譽も 空想も みんな泥柳の牆に涸れてしまつた。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
泥柳が、岸に堵列して、晴天を祝っていた。
長靴の春 踊る地平線 青空文庫
そうした篠竹や、泥柳や、葦の茂ったところでは、川面へ突き出して櫓を組み、四ツ手網をかけているのが見られた。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫
どろやなぎ、ばっこやなぎ、きぬやなぎ、さんちん、にわとこ、からふとななかまど、たかねななかまど、しうり、やまはんのき、りんご、まるめろ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
此処では河が二股に岐れて中央に島が横たわり、島は細かい砂に蔽われて、二|抱もある大きなドロヤナギや川楊などが鬱蒼と茂っているし、夫に交って栂や白檜や唐松などもありました。
木暮理太郎 日本アルプスの五仙境 青空文庫