雄株
おかぶ
名詞
標準
male plant
文例 · 用例
その人は、大きな声で泣きつづけている妹たちをこわきにかかえたまま、どんどん石垣のある横町へと曲がって行くので、ぼくはだんだん気味が悪くなってきたけれども、火事どころのさわぎではないと思って、ほおかぶりをして尻をはしょったその人の後ろから、気づかれないようにくっついて行った。
— 有島武郎 『火事とポチ』 青空文庫
袴腰も、御自分で当て、帽子も、御自分で取っておかぶりなさい。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
」「以夷制夷でございますよ」「ふふん天草とかみ合わせるんだね」「こいつ成功疑いない」「それじゃあ腕を振るおうか」「どうぞね、一つ、すごいところを」「ではそろそろ出かけよう」「まず天蓋、おかぶりなせえまし」「あいよ」 といって引っかぶる。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
」「でも、先生が帽子もおかぶりにならないで、こんな人通りの中を……」 若い学生は弁疏がましくいつて、泣き出しさうな顔になつた。
— 昭和五(一九三〇)年 『茶話』 青空文庫
僕は、つつましやかに、脱帽し、あいて居た席に腰かけて、気を落付かせようとした刹那に、前の方から一人の男がつかつかと来て、『どうぞ帽子をおかぶり下さい』と云つた。
— 斎藤茂吉 『脱帽』 青空文庫
「鉄兜をおかぶりになりますか?
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
また、おかぶ三銭は詮議のかぎりではなかろう。
— 北大路魯山人 『西園寺公の食道楽』 青空文庫
しばらくすると、ほおかぶりをして、えり巻きをした百|姓が、その橋の上を通りかかりながら彼の釣りをしているのをながめました「おまえさん、こんなところでなにが釣れるものかな。
— 小川未明 『北の国のはなし』 青空文庫
作例 · 標準
例句