寝台車
しんだいしゃ
名詞
標準
sleeping car
文例 · 用例
青森から乗った寝台車の明け方近い夢に、地下室のような処でひどい地震を感じた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
寝台車に自分をのせる方法について色々の議論があるように聞えた。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
ついこの間通りかかった時病室の端にある斜面から寝台車が引き上げられ病室の窓から大勢の人が覗いた時の光景を思いだした。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
汽車の上り下りには赤帽が世話をする、車中では給仕が世話をする、食堂車がある、寝台車がある、宿屋の手代は停車場に出迎えて居る、と言ったような時世になったのですから、今の中等人士は昔時の御大名同様に人の手から手へ渡って行って、ひどく大切にされまするので、山も坂も有ったものじゃあ有りません。
— 幸田露伴 『旅行の今昔』 青空文庫
翌日の午後マダムは寝台車で病院へ運ばれ、お気に入りの銀子もついて行ったのだったが、病室に落ち着いてからも、忙しい呼吸をするたびに、大きい鼻の穴が一層大きく拡がり、苦しそうであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
十三 しかし銀子の生命の火はまだ消え果てず、二日ばかりすると、医師が動かしてはいけないというのを、彼女の希望どおり春よしの二階から担架でおろされ、寝台車で錦糸堀の家の二階へと移された。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
壮い車掌は慄えあがって二等寝台車の中へ駈けこんだが、それと同時に列車がぐらぐらと大きく揺れた。
— 田中貢太郎 『隧道内の怪火』 青空文庫
彼の傲岸な顔は、やがて来た京都行きの省線に乗った銀造の瞼にいつまでも残り、銀造はおれも昔はあんな顔だったこともあると、東京で囲っていた貴子に会いに、大阪から寝台車に乗っていた時のことを想い出していた。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
夜行列車の寝台車で、快適な眠りについた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
この寝台車は、個室になっており、プライバシーが保たれている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
家族旅行で、広々とした寝台車を予約した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア曖昧さ回避
寝台車(しんだいしゃ) 寝台車 (鉄道) - 寝台設備を有する鉄道車両。 寝台列車 - 上記車両を主体に編成された列車。 寝台車 (自動車) - 患者や高齢者の輸送用に寝台をそなえた自動車。 移動用の車輪を備えたストレッチャー - 患者を寝かしたまま移動させる用具。 遺体の移動の際に用いる自動車。病院から安置場所まで搬送するもの。安置場所から火葬場まで搬送するものは霊柩車と呼ばれる。
出典: 寝台車 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0